いしぷろ日記

映画『シェリ』を観てきた

先日、久々に仕事が落ち着いたので、気になっていた映画を観に行った。

自分の好きな映画を、一人で観に行くなんて十数年ぶり!!!
子どもができてから、映画といったら、アニメとかレンジャーものとかばかり。
最近は一番上の子が下の子を連れて行ってくれるようになったので
私は同伴しなくて助かっている。
(高2の長女はアニオタなので、小4のオチビと一緒にアニメ映画を観るのは苦ではないのだ)

で、観たのは『わたしの可愛い人 シェリ』である。
高校時代に影響を受けたコレットが原作なのと、主役のミシェル・ファイファーが
結構好きなのと、映画評がまずまずだったから。

まず映画館に行ってびっくりしたのは、平日の朝というせいもあるだろうけど、
かなり高齢の女性が多かったこと。あら?、おフランスの退廃的なテーマを好む層って、
かなり限られた年齢層の人々なのだろうか。私もそのうちの1人だけど、、。

映画のストーリーは、レアという元高級娼婦と、息子ほど年の違うシェリとの恋物語である。
こういうテーマ、10年前だと私もあまり関心がなかったかも。
でも、今ならわかります。息子ほど年下の男の子が好きになる気持ち…。少しだけど。

この映画を見て、よかった?と思うか、まあまあだった?と思うかの分かれ目は、
まず、レアの相手役のシェリのルックスが好みかどうかでしょう。
私は、、あまり好きなタイプではなかったので、この点、出鼻をくじかれたかも。
シェリの母親役のでっぷり肥ったおばちゃんは好みだったけど。

それから、、やっぱりこういう物語の常なのだろうけど、男の人がダメンズです。
単にママに甘えたいだけじゃん? 何でも許してくれるやさいい「いい人」がほしいだけじゃん?
あー、むかつく、こういうダメダメ男。
でも、わかっていてもこういう男の人にはまってしまうのよ?、という気持ちもわかりますけどね…。

しかし、男女が別れるときの、あの自分で自分がいやになるようなもやもや感、うんざり感、
嫉妬、どろどろ、はなんなんでしょう。
どんなに美しい恋愛でも、こういう話になると、どれもこれも
すごく陳腐なお話になってしまうのだなあ、みっともないなあ、と思ってしまう。
もっと、毅然とカッコよく生きたい私は、別れるときもカッコよくいきたい、と思うのだが、
本当にそういう場面になったら、やっぱりみっともなくもがくのでしょうか。


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私学助成拡充大会に行ってきた

先週末、長男の学校のPTAの行事で、「私学助成拡充大会」というのに参加してきた。
これは、昭和50年くらいから行われているらしいのだが、東京都議員さんたちにむけて、「私学助成のための予算を増やし、公私立間の格差を是正してほしい」ということを訴える会で、大きな会場を借りての盛大なものである。
説得力をますためにも、なるべく多くの保護者が参加せねばならない。当然ながら、PTAの理事たちは、よほどのことがなければ絶対参加。

内容は、簡単に言うと、都内の私立中学校のPTA役員たちからの訴えが延々続いたあと、来賓の議員たちが「皆さんの声、しかと受け止め、議会に持ち帰ります」というようなことを、自身の政策をまじえつつ話すというもの。議員さんたちにとっては、保護者=有権者たちに顔と名前を売る場ともなっているわけだ。

客席の保護者たちには、「私たち、これだけ切実に訴えているよの」ということをアピールするためにも、居眠り禁止、ジーンズなどのラフな服装禁止、途中でトイレに立つのも禁止、と事前にお達しがあった。みな「えー、途中で絶対寝ちゃうよ?」と言っていたのだが、なかなか内容は面白かった。


まず、我々保護者側の主張は以下のようなことだった。

今年は、民主党に政権交代したことで、公立高校の授業料は無料になった。では私立に通っている子はどうなんだ!という親たちの声を受ける形で、就学支援金というものが、子どもを私学に通わせる各家庭に約11万ほどが支払われた。
が、結果的に、この11万円は焼け石に水で、公私間の格差は大幅に拡大することになったのだ。高校の初年度にかかる親の負担額の平均は、以前は公立で15万円、私立で87万円、その差約6倍。現在、公立5600円、私立75万円、その差は約134倍!!! 
文句があるなら私学に通わせなければいいではないか、という声もあるかもしれないが、私学を選ぶということは、その学校の教育方針や建学の精神に共感して積極的に選択をしているわけで、授業料が高い安いという話はまた別の問題である。
また、メディアでもよく見る話だが、GDPに占める今日的教育費の割合は、日本はOECD28カ国中、26位である。もっと教育に予算を割いてほしい!

これに対して、来賓で来ていた議員さんたちが祝辞を兼ねてプレゼンをした。
来賓は、民主党、自民党、公明党から各2名ずつ。

自民党の議員さんが、「民主党政権になって、お金をばらまきさえすればいいんだろう、という考えがまかりとおるようになってしまった」と、11万円の就学支援金の安易さを指摘し、「公立高校の無償化を言う前に、義務教育である私立中学の授業料のことが全く議論にもならなかったのはおかしい」と。さらに「法案についてはさまざまな角度から議論するべきであり、一面的な議論しかできないのは民主党の未成熟を露呈するものだ」と追い討ちをかけた。

おお、これは面白いことになりそう。この後に登壇する民主党の議員さんはなんと反論するだろう、とワクワクしたのだが、彼は用意してきた原稿を読むだけであった。アドリブで何か反論すべきでしょう。これでは未成熟と言われても仕方がないかも、と思ってしまった…。

その他、話の上手な人、下手な人、精神論だけで理論のない人、議員さんのレベルも如実に出ていたなあ。今回出席した保護者は約800人。この人たちも似たような印象を持っただろう。選挙にもこの印象は反映されるのかも。

ともあれ、保護者のおばさんたち(私もふくむ)は、居眠りもせず、トイレに殺到することもなく、大会は無事終了したのでした。

最高のパフォーマンスをするために

先週、長男の学校のPTA主催の講演会に行ってきた。
PTAのおばさん(自分もふくめ)たちがやる企画なんて、、と侮るなかれ。
かなり面白い講演会だった。

講師は、スポーツドクターの辻秀一氏。
著書は『スラムダンクの勝利学』(集英社インターナショナル 刊)等。

今回の講演のキーワードは、「パフォーマンス・エクセレンス」。
「ゆらがず、とらわれず、心をフローの状態に保つことで、最高のパフォーマンスができる」ということ。
「ゆらぐ」とは、いやだな、イライラするな、落ち着かないな、などなど、マイナスな思考のこと。
「とらわれる」とは、どうせむり、といった思い込み。
「ゆらいでいる、とらわれている状態では、パフォーマンスはうまくいかない。これはサイエンスなので、例外はない」という辻氏の言葉は説得力があった。
だって、ひとつの例外もないのですよ!!

一流の選手たちが強いのは、常に意識的に自分の状態を「フローの状態」に保っているから。

フローの状態を意識的に作るにはどうすればいいのか。いろいろ聞いたのだが、簡単にできそうなことだけ備忘録として挙げておく。
1)フロー言葉を選ぶ
  マイナスな言葉を吐かない、ということ。

  私はなるべくネガティブな言葉を使わないように意識しているつもりだったけど、
 たとえば、朝、雨が降っていたら「いやだ?、雨じゃん」というようなことは無意識に言ってしまう。こういう、無意識に出る、「サイテイ」「ヤダ」といった言葉も、マイナスなインプットになってしまう。気をつけねば!

2)フロー態度を選ぶ
 イライラした態度をとらない。むしゃくしゃしてドアをバターンと閉めたりとかね、、。

3)フロー表情を選ぶ
 常に笑顔でいる、ということですね。眉間にしわをつくらないということ。


たとえば、試合でドピンチの状態のときに、あえて笑顔を作る、というようなことは、一流選手ならば意識しているらしい。

ポイントは、すべて「選ぶ」ということ。自分の気持ち、感情を、なりゆきまかせではなく、自分で選ぶ。これを意識している人としていない人では、日々のパフォーマンスに大きな差が出るだろうし、それが、1年、10年、一生となると随分違ってくるだろうね。

あと、印象に残ったことは、「苦あれば楽あり」などという言葉は日本にしかない、ということ。
日本は、「一生懸命やる」とは苦しいことであり、その苦労に耐えた先に「楽」がある、という考え方なのだ。しかし、「本来、一生懸命やることは楽しいことなのだ」と辻氏。
「成功している人の共通点は、一生懸命やることは楽しいことだと知っていること」。
「結果よりも、一生懸命やるそのプロセスに価値を見出すこと」。
「自分はどれだけ成長したか、変化したか、ということのほうが結果よりも大事だと知ること」。

これを子育てに応用するとしたら……
たとえば、子どもが100点をとったときに、親はなんと声をかけたらいいか。
1)「一生懸命やったのね。あなたが一生懸命やったことがお母さんは嬉しいわ」
2)「100点をとったのね。お母さん嬉しいわ」

正解は(1)。なぜかというと、
1)は、一生懸命やった「プロセス」をほめている。
2)は、100点という「結果」をほめている。
からなのだそうです。

以上、全部は紹介できませんが、まとめると、
結局は、自己選択・自己責任。
うまくいかないことを人(社会)のせいにしないで、自分で自分の行動を選んでいくこと。その結果に対して自分で責任をとること。
ベストなパフォーマンスのためには、ゆらがず、とらわれない心(フローの状態)を保つこと。

うむ、いろいろためになりました。


ライター講座でやってまーす

先週は大田区男女平等推進センター「エセナおおた」主催のライター講座と、三鷹市市民協働センター主催のライター講座の1回目がありました。今週は、それぞれ2回目があります。

エセナおおたのほうの参加者は、主婦の方々が多いのですが、主婦と言いつつ、ボランティアで何か活動をしているとか、ナンバーワンブロガーを目指しているとか、以前編集の仕事をしていたとか、懸賞論文で受賞歴のある人とか、すごい人ばっかりで、なんかタジタジ。

私はそんなにメジャーな仕事してないしなあ、、。と思いつつ、でも、付け焼刃の知識を伝授するわけではなく自分の経験したことをもとに話すわけだから、あんまり卑下しないで自信を持って臨むことにした。

エセナおおたからは、講座で得たことをもとに再就職したいという参加者も多いので、私の体験談(OL、専業主婦を経てライターになった顛末とか?)も交えて講演して欲しい、というリクエストがあり、それにもお応えしました。

みんな熱心にメモを取ってくださるので、こちらも気合が入りました。

みなさんの役にといいな、と思いつつ。

三鷹市のほうは、ちょっと参加者の顔ぶれが変わって、男性も比較的多く(たいていライター講座というと女性が多いが、今回は3分の1くらいは男性だった)、大学生も2人いた。
人生経験の豊富な大人の方を相手にするのはなかなかプレッシャーだが、現役の学生さんがいるというのもまた別のプレッシャーがあるなあ。自分の子どもくらいの年齢の彼らに「そのくらいわかってる」とか「その程度の内容か」と思われたくないしなあ。

でも、参加者の意欲やレベルが高いと、自分も鍛えられるので、ありがたいことです。
明日が三鷹の2回目。がんばりまーす。

立命館アジア太平洋大学に行ってきた!

もうほぼ1カ月前の話になりますが、取材で、大分県の立命館アジア太平洋大学(APU)に行ってきました。

APUは、東洋経済などでも、就職力がある大学、強い大学、ということでよく取り上げられています。

大分空港から、バスで大学に向かったのですが、さっそくバス停で、APUの学生らしき外国人に遭遇。
バスに乗り込むと、中国語や韓国語があちこちから聞こえてきて、ん? 日本人ばかりと思った乗客は
ほぼみんな外国人? そんな中に、地元のおばあちゃんみたいな人が、何の違和感も感じないふうに乗っているのがスゴイ。このあたりの住民の7割がAPUに通う学生と言うから、みんな外国人慣れしているのです。

広報の方と学生2人、学長さんに取材して、その日は終わり。
1泊して、翌日はまた学生の取材と、入学式の様子を取材。

今回は一人ぼっちの出張なのだが、
夜は何かおいしいものを食べねば!
このあたりで何がおいしのかと聞いたら、関サバ、とのこと。
サバ大好き!!食べたい!と思ったのですが、一人前、1匹、3000円くらいという。
1人で一匹はムリでしょ、半身ってダメなのかなあ、と思ったが、
よく考えたら、サバは、生き腐れと言われるほど腐りやすいから、さばいたら
一度に全部食べるしかないのだろう。
ま、小さめのがあったらチャレンジしてみよう。

で、ホテルに帰って着替えて繁華街らしきところへ繰り出したのだが…
街が、寂しい、寂しすぎる! 外からお店をのぞいても、どっこも人が入っていない。
すんごく入りにくいのであった。

ようやく、2組くらい先客がある海鮮料理やを発見。
ビールと、関サバはあきらめて、海鮮丼を頼むことにする。
と、出てきたのは、ごはんよりも、魚のほうがこんもりと多い、どんぶりでした。
おっちゃんが、めっちゃうまいで、と言うとおり、
お魚はこりこりと新鮮。久々に飽きるほど魚を食べた―!

さて翌日、再びAPUへ。
9月入学生は、ほとんどが外国人。世界各国の民族衣装を身につけた新入生たちが
続々と集まってくるのはなかなか壮観。
金髪の欧米人はすごい少数派。
入学式では、真っ赤な緞帳がするすると上がり、金屏風の前にずらりと教職員や来賓が並んでいるという
日本人にはおなじみの光景に、外国人から「おおーっ」とどよめきが。

式典は淡々と進み、その後のアトラクションが楽しかった。
各国の、伝統的な踊りや歌のサークルがAPUにはあるのだが、それを在学生たちが披露してくれるのだ。
太鼓やら鳴る子やら、いろいろな楽器が登場して、新入生たちもノリノリ。
このまま総立ちになるのか!?と思ったが、さすがにそこまでは。一応入学初日だしね。。

いやしかし、聞きしに勝る国際化ぶりでした。APUというところは。
刺激的、面白そう! 私が高校生のときにこんな大学があったら、絶対来たかったかも。

取材した学生たちもすんごくいい子たちで。
インドネシアからきたAさんも、ネパールからきたSくんも、「日本大好き?!」「帰国したら母国のために貢献したい!」ととっても前向きなのでした。
日本人のTくんやIくんも、最初は英語がしゃべれなくて、寮に引きこもりがちになったけど、
今はどんな国の人と接しても動じない、タフになりました、という。

地方にこんな面白い大学があるなんて、、、と感激しつつ帰途につきました。

うちの高2の娘は、もうアニメ学科のある大学に行くと焦点が絞りこまれてしまっているが、
彼女の友人たちの中には
とくに何をしたいというのはないから、自分の偏差値で行けそうな大学から志望校を選ぶ、と言う子が多い。
ならば、ぜひにAPUみたいな学校をおススメしたいなあ。別に宣伝費をもらっているわけではないけど。

なんか人生がすごく面白くなりそうな気がする。