いしぷろ日記

「私を育ててくれた言葉」No.3 (フェイス・ブックより)

だいぶ前にブログにも書いたネタで恐縮ですが、
もとの上司K氏のことは忘れることができません。
当時私はまだ20代の生意気盛り。

その頃のことを思い出すと気絶しそうに恥ずかしいのですが、
K氏を思いっきり怒らせてしまったことがあります。

「なんなんだこの女は!」と怒鳴りつけられ、さすがに悪かったと思って、夜になってご自宅に電話しました。

するとK氏は「わざわざ電話なんかしなくていいのに」と笑っていましたが、
次の日に会社に行くとこう言いました。
「人間関係っていうのはね、最悪になったときから始まるんだよ」と。
感服いたしました、と頭を垂れるしかありません。
私の無礼をあっさり許し、もう一度チャンスをくれたのです。

その後、私はフリーになり、数年ぶりに会社を訪ねたとき、
ひと目でガンとわかるやせ細ったK氏の姿に胸を衝かれました。
「医者に、いくら食べてもやせるんですよと言ったら、そりゃそうだよ、ガンってそういう病気だものと言われたよ」と豪快に笑っていたK氏。

残された時間、最愛の奥様と海外旅行に行き、遺影を撮り、海辺のホスピスを終の棲家と決め、万端整えたのち、すっと遠くに行ってしまわれました。
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