いしぷろ日記

つれづれ連載第19回「20年、フリーライターやってます」~フリーランスのお金の話1

 これまでは、いかにしてフリーライターになったかという体験談を中心に話してきましたが、ここからは、フリーランスとして仕事をするためのノウハウ的なことを書いていこうと思います。釈迦に説法的な内容もあるかと思いますが、そんときゃ時間を無駄にせず、プチっとこのページを閉じてくださいませ…。これからフリーを目指します!という方のお役に立てればと思いながら書いていきます。

 フリーランスになって最初に直面する大問題の一つが、“ギャラ”=ギャランティ=報酬=ゼニ=「で、それなんぼになりますの」という問題ではないでしょうか。

「○○円でお願いします」と言われれば話は早いのですが、こちらから見積を出すことも多々あります。フリーランスあるあるの一つではありますが「高く出し過ぎて受注できないと怖い」「安く買いたたかれるのも嫌」の狭間で揺れ動くことになります。「自分の仕事に自分で値段をつける」のはなかなか難しい。

 最初に高めの見積もりを出し、値切られたら金額を下げ、結果的には最初思っていたよりちょっと高めの額で妥結するというのが賢い取引だとよく言われますが、私はそういう駆け引きを面倒くさいと思うタイプ。それに、お金の多寡で仕事を選びたくないのです。

「時給換算して〇円以下の仕事は受けない」という大前提はあるものの、「面白い」「自分が成長できる」など、金額以外のことで仕事は決めたい。
 となると、「どんな仕事を選ぶか」が重要になってきます。

 仕事には、だいたい次の4つのタイプがあるのではないかと思います
1)ギャラが高く、影響力(自分の名前が出るとか、雑誌や本なら発行部数が多いとか)もある
2)ギャラは安いけど影響力がある
3)影響力はないけどギャラは高い
4)ギャラが安く、影響力も少ないが、付加価値がある
5)ギャラが安く、影響力も少なく、付加価値もない

1)ってのはめったにありません(あったとしたら、もうただのフリーランスではなく、作家、アーティスト、大御所かも)。
5)は受けるべきではありません。

ということは、2)3)4)の中で、優先順位を付けることになります。

理想は、2)と3)の仕事がバランスよく常にある状態。

「常に」というのが結構難しく、フリーランスの場合、ふっと仕事が途切れることがあります。そのときにありがたいのが、4)の仕事。だから日頃から4)の仕事も、「安いから」とむげに断らず、大事にしたほうがいいのです。

 ただし、付加価値を意識することが大事です。

 付加価値とは、その仕事が「自分のスキルアップにつながる」「仕事の中での出会いが次につながる」「そのチームで仕事をすることが楽しい」などです。
 ただ「安い仕事をしかたなくやる」ではなく、ここから何を学べるかという意識を持つのが大事かな。

 安くて付加価値のない5)は、たとえ仕事が途切れて焦っていたとしても、受けないほうがいいかも。学びのない仕事をするくらいなら、その時間、スキルアップのための勉強をしておく。どんな仕事がきても「はい!」とすぐ受けられるように。「刀は常に磨いておけ」です。

 と、いろいろ言いましたが、そうそう思い通りに事は運ばず、結局、「しんどいばっかりで実入りが少ないな~」という仕事に追われる日々になることはあります。
 そんなときは、「前向きに仕事に取り組めばお金は後からついてくる」と言い聞かせて乗り切ることです。実際、「あのとき断らなかったから今があるんだな~」という仕事もたくさんしてきました。
 無駄になる経験は一つもないのです。
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